
連休最後の日、比較的近くに住んでいるフラメンバー数人でBBQをする予定でした。
が、雨で流れたので、そのかわりに映画『ワンヴォイス〜ハワイの心を歌にのせて〜』を観に行くことに。
ハワイアンの血が流れる者だけが入ることができる、ハワイ・オアフにある“カメハメハ・スクール“で行われる合唱コンクールのドキュメント映画。
興味はあったんだけど、正直真面目で退屈な映画なんじゃないかと思いつつ、BBQメンバーが行くというので行きました。
みんなほど私は熱心じゃないしな・・・・と引け目を感じつつも。
が、始めから終わりまで涙止まらず。
私だけ泣いてるのかと思ったけど、そうでもない様子。
終わってみると、私達全員はなかなか席から立てず。
泣きつかれてぐったり(笑)。
それぞれの事情を抱えながらも、同じ大会に向かっていった自分達を重ね合わせたのです。
一緒に大会に行ったメンバーなので、同じ思いだったようです。
大会で使った曲も映画の中にはあったし。
それだけじゃなくて、ハワイの歴史を思い、こみ上げた気持ちもあります。
ハワイは長い間、ハワイ語やフラなどの独自の文化を禁止されていました。
その時代を絶えて継承し続け、過去のものではなく、現代でもこのように生きた文化となっているのです。
それをカメハメハ・スクールで学んでいる若い彼らの存在にも感動しました。
とても美しい文化です。
フォーカスされているのは、指揮者(リーダー)の子達ですが、きっともっと色々なドラマがあったでしょうね。
出ている子達の姿勢に胸が熱くなり、また歌にも感動しました。
自分達の大会に挑んだ姿勢の甘さも感じたし、ハワイアンである彼らはやっぱりなにか特別だとも感じました。
ヘイアウ(聖域みたいな場所)でオリ(お祈りみたいなの)をするリーダーの子がいたのだけど、そのオリは彼女自身が作ったのだそうです。
いや、本当にすばらしく感動的で泣けて泣けて仕方なかった。
自分のアイデンティティに誇りを持ち、その文化を知ろうという欲求があり努めていくというのは、本当に素晴らしくて、美しい。
そしてそれに魅力を感じて愛しているというのがなによりも羨ましい。
危機があったからこそ、ハワイアンの人の中にそういうものが芽生えたものかもしれないけれど、やっぱりハワイアン文化って素晴らしいと思いました。
私も同じように日本を愛せたらいいのにとも思います。
ま、分かったことは、人は大人になってしっかりするんじゃなくて、しっかりしてる人は子供のときからしっかりしてるんだなーと。
みんなしっかりしててびっくりでした。
私達の今までのフラに費やした時間や精神があるから感動した映画なのかもしれません。
フラやハワイに興味がなければ感動しないのかも。
でも、私は思い出すだけでも泣きそうになります。
こんなに感情が抑えられない映画は今までなかったんじゃないかな・・・。
映画館で涙が流れるほどまで気持ちが抑えられなかったのは初めてかもしれない。
と、散々泣いた私達ですが、その後は元気にアウトバックでお肉をガツガツ食べたのでした〜。
食い気に勝るものなし!
皆で食べると美味しいし!