
相変わらずDVDと本は毎日欠かしません。
今、また続けて何冊か江國香織を読んでいます。
その中で、小説−というより絵本に近い『ぼくの小鳥ちゃん』
雪の朝に、「ぼく」の部屋にまよいこんできた小鳥ちゃん。そしてときどき遊びにくるぼくのガールフレンド。
この3人(2人+1羽)のほんわかとしたお話し。
一見かわいい話しなのですが、江國香織特有の切ない現実を感じてクラクラしてしまいます。
そして読み終えた後にある「あとがき」がまたもう一度読んでみようかという気にさせてくれます。
読む予定の人はここからは本を読んでから読んでください−
子供が読むにもOKなステキな挿絵のある簡単な本です。
でも、かわいい話しだった−という気持ちではいられない後味です。
微妙な三角関係。
どうしようもない恋、いや「恋」という簡単な言葉とはちがう「想い」。
相手に押し付けることなく個々が葛藤しつつ、気遣いつつ過ごしている様子がとても切ないです。
はっきりさせるという事は誰の気持ちも潤わない。
誰がそれを崩すのか。
一夫多妻制とか私は無理だな−なんて思いながら読みました。
あとがきには「あなたは誰に感情移入しましたか?」と書いてあります。
二十歳で読んだら絶対に「誰も無理」だったし「誰も変」と思っただろうけど、
今の私には誰も責められないし、誰にでもなったことがあるのです。
人は絶対に大人になる過程で「ぼく」と「彼女」と「小鳥ちゃん」を経験する!
断言!
私はこれからどれになるんだろ・・・。
やっぱ、小鳥ちゃんのいない「ぼく」の彼女がいい・・・。
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なんかあの世界観いいよね〜
通っている図書館にあるみたいなので今度かりてみます!
せつなくなるけどね・・・。
でも、せつなくなって、自分だけじゃないんだとも思える。
>millescenaさん
是非是非ー!
何か作成の参考にもなると思うよー。
ほんのりダークな甘さ、気になるところです。
ひ〜ん、画像が怖いです(泣)
読んでみてくださいー。
アマゾンで¥1〜から出てますよ。
TEGAKIさんピュアハートだからピュアな感想が聞けそう!
画像いいでしょ。
子供の無邪気で残酷な感じがリアルですよね。